保護猫さんの里親になってから早いもので1ヶ月が過ぎました。
そこにいるだけで可愛い猫さんを見ていると、ほんと幸せです。
が、そんな私は猫アレルギー持ち。(笑)
ただ幸い軽度ではあるので、あれこれ対策しながら一緒に暮らしています。
今回は色々と調べて実践している対策・身の回り編をまとめてみます。
※猫アレルギーがあっても猫と暮らすことは可能ですが、症状によります。
私は軽度なので猫さんを迎えることを決めましたが、
決して「猫アレさんも猫を飼おう!」と推奨するための記事ではありません。
ただ突然発症するのがアレルギーです。
猫を飼ってからアレルギーになって辛い...という方のご参考になれば嬉しいです。
※アレルギー症状が出ている場合は
なるべく早めに医療機関を受診されることをおすすめします。
症状の程度によっては猫との暮らしを諦めた方が良いケースもあるそうなので、
ご自身の命のために、まずはお医者様に相談するのが第一です。
軽度な場合は、症状に適したお薬を処方してもらえるので、それだけでも安心感につながります。
猫アレルギー持ち猫を飼う
大人になってからアレルギー発症
私は赤ちゃんの時から犬や猫に囲まれて暮らしてきました。
特に猫との付き合いは長く、実家では私が生まれてから常に猫を飼っています。
今は実家に高齢猫が1匹いるだけですが、
一番多い時で4匹飼っていて、同じ布団で寝たり密に過ごしてきました。
それでも全然平気だったのですが、大学生の頃にアレルギー発症。
きっかけは進学で実家を離れたことかな?と考えてます。
猫のいない環境に数か月間身を置いただけで、免疫が忘れちゃったんですかね(笑)
夏休み等で実家に帰省した際に、鼻と目の痒み、鼻水の症状が出て衝撃でした。
でも1ヶ月ほど一緒に過ごすと慣れてくるのか、体が思い出すのか、
昔からいる猫さんに対しては反応しなくなります。
ただ、私が猫アレを発症してから迎え入れた猫ちゃん、今も実家にいる子なのですが
その子の毛は未だに慣れることができません...(T_T)
以前よりちょっと症状悪化?
猫ちゃんによってアレルギー反応が出たり出なかったりするので、
保護猫さんを迎える時も心配ではありました。
ただ症状はそこまで重くなかったので、あまり気にせず。
むしろ子ども達にアレルギーが出ないか心配でしたが
1週間のトライアル期間内に大丈夫なのを確認できたので
保護者さんと正式に譲渡契約を交わしました。
ただ私は猫さんが自宅にやってきた30分後くらいから、鼻水じゅるじゅる(笑)
同じ空間にいるだけで鼻が痒くて、サラサラの鼻水が止まらず、
しかも喉もムズムズと痒くなってきて渇いた咳も出る...(これは今までなかった)。
また、猫さんを触った後に手も洗わずクレンジングしたら、
手を介してアレルゲンが目に入ったらしく
白目がブヨブヨに腫れてきてビックリ...!!!(これも初めて経験...)
「えぇっ...ちょっと症状重くなってない?」
と衝撃でした(苦笑)
ただ、息苦しさを感じることはなかったので、まだ軽度ですね。。。
症状も辛いがメンタルも辛かった3週間...
猫さんは見てるだけで癒される存在で、一日に何度も
「はーー可愛い!!」と心の中で叫んでいる反面、
とめどなくあふれてくる鼻水で、
ティッシュ1箱を2日で使い切り(普段なら半月は余裕で持つ)
鼻をかみすぎて鼻回りの皮膚は赤く荒れてヒリヒリ...
垂れてくる鼻水が落ち着いたら今度は鼻づまり...
目は痒くてコンタクトどころか、メイクさえできない日々...
1日に何度も市販の点鼻薬やアレルギー対策目薬、洗眼液を使ってしのいでました。
(用法なんて全然守れてなかった...←アカンがな)
症状ももちろん辛いのですが、
可愛くて大好きな猫さんがアレルゲンに見えてくるのが辛かった...。
一緒に暮らしたくて自分で決めて迎え入れたのに
アレルギー症状が辛いとか...本当に身勝手な奴だ...と嫌気がさしたり
いつまでこの不快な症状が続くんだろう、と途方に暮れたり...。
うまく言葉に表現できないですが、自分の中で色々と葛藤があり辛い時期でした。
が、3週間ほど経った頃から少しずつ症状が落ち着いてきて
(考えられる理由は後ほどご紹介します)
1ヶ月を過ぎた今、喉のムズムズと軽い鼻症状は残っていますが
普通に猫さんと接触する分には気にならないレベルまで改善してきました。
そしてこれらの症状も、体に合う漢方薬を始めてから日に日に治りつつあります。
色んな対策を導入したので、どれが効いたか正直分からないのですが...まとめてみます。
猫と暮らすために導入したアレルギー対策・身の回り編
とにもかくにもこまめに掃除!!
猫さんが家族になってから、家がめっちゃきれいになりました。
以前は掃除機は2日に1回(かければ良い方)、
常に床にはオモチャとか色々落ちてて散らかってるし、
ホコリを取るための吸着モップはそもそも持ってなかったし、
コロコロは持ってたけどまともに使ったことありませんでした。
が、今は掃除機、吸着モップ、コロコロ、フローリングワイパー、いずれもフル活用。
掃除機は毎朝念入りにかけるようになったし、
猫さんをケージから出した後はコロコロと吸着モップ、ワイパーを使って掃除。
そして掃除をしやすくするために床の片付けもこまめにするようになったし、
テレビ台や棚の上等も、モップがけの邪魔になるので物を置かなくなりました。
今までは、突然の来客とか
「無理!!ほんとマジやめて!!!」
だったけど、今なら
「ちょっと散らかってるけど~」
って一言添えれば何とかおもてなしできます。
(以前はだいぶ散らかってたので...)
猫さんのおかげやー☆(笑)
掃除機は、過去に国産メーカーのスティックタイプを使ってましたが
2、3年ほど使ってバッテリーが弱ってきたのと、
フローリングに落ちてる髪の毛一本さえ吸い取れない非力さに激怒し、
昔ながらのキャニスター型に、2年ほど前に買い換えました。
三菱さんのBe-K(びけい)は、お手頃価格なのに吸引力バツグンで気に入ってます。
この掃除機でカーペットを掃除した後にコロコロしても猫さんの毛は付きません。
ほんときれいに吸えてるな、と毎日感心しています。
ただキャニスター型は排気で床のアレルゲン等をまきあげてしまうデメリットがあるので、
ちょっと大変だけど排気が下に行かないように本体を担いで掃除機がけしてます(笑)
HEPAフィルター付き空気清浄機を導入する
長男を妊娠中に購入を検討したことはあったのですが、
夫と相談して「子どもが生まれてから考えよう」ってことになり、
幸い3人とも頑丈な体で生まれてきてくれたので出番のなかった空気清浄機。
ここに来て初めて、我が家に空気清浄機がやってきました。
空気清浄機といえば、シャープさんかダイキンさん。
シャープさんのプラズマクラスターにするべきか、
ダイキンさんの吸引力を頼りにするべきか...迷った結果、我が家はダイキンさんに。
どちらのメーカーさんもプラズマクラスターやアクティブプラズマイオンを空気中に放出して
浮遊ウイルスの作用を抑えたり、アレルゲンの作用を抑えたり、嫌なにおいを抑えたり...
といった働きがあるのですが、そのイオンを発生させる装置が
シャープさん→定期的に交換が必要
ダイキンさん→交換不要
ということだったので、ダイキンさんを選びました。
店頭で見た時、本体価格はシャープさんの方が安かったので迷いましたが
定期的にユニット交換のランニングコストがかかるなら、あまり大差なく。
(ちなみにフィルターは両メーカーとも10年間交換不要です)
なので店員さんの「吸い込む力はダイキンの方が上」という言葉を信じて選びました。
いずれのメーカーさんの空気清浄機を選ぶにしても、
- HEPAフィルター(集塵フィルター)は必須
- 部屋の畳数に適したものを選ぶ
この2点は外せないポイントです。
特にPM2.5にも対応したHEPAフィルターは、
花粉の10分の1の大きさしかない猫アレルゲン対策には必須です。
ちなみに空気清浄機を導入した感想ですが...
とりあえず、同じ空間にいるだけで症状が出る、ということは減りました。
ただ猫さんがケージから出てきて子ども達と走り回ると...空気清浄機では追いつかないです。(笑)
なので、室内でアレルゲンが発生しない花粉症には効果的かもしれません!
猫さんエリアを決める(特に寝室に入れない)
我が家は脱走防止の観点から猫さんの行動エリアをリビング内に限定していますが
行動範囲を制限するのは猫アレルギー対策としても効果的だそうです。
鼻や目、呼吸器の症状は睡眠にすごく悪影響を与えるので、
特に寝室には猫さんを入れないというのが大原則。
昔はね...実家の猫さんと一緒に布団でぬくぬく寝てたのに...
我が家の猫さんとも同じようにしたいのに...残念(T_T)
猫さんの行動エリアを制限することは、掃除を楽にすることにもつながります。
猫アレルギー対策には掃除が大原則なので、
行動エリアが広がるとそれだけ重点掃除エリアも広がります。
対策的にはリビングではなく猫さん専用の部屋を用意してあげるべきだと思いますが...
いつも様子を見てニヤニヤしたいので、リビングで過ごしてもらってます。(笑)
自分自身も清潔に保つ
ごく普通に生活していれば大丈夫だと思いますが、
横着した結果、アレルギー症状で苦労した経験があります。(笑)
アレルギー症状とメンタル不調のダブルパンチで廃人になっていた頃
「もうやだ...風呂めんどくさい...何もしたくない...」
と、とりあえずお風呂には入ったけど髪を洗わなかった日がありました。
翌日、寝室に猫さんは入れていないはずなのに、朝起きた瞬間から目の痒み。
(いつもは起きてリビングに行ってしばらくたってから症状が出ます)
髪に付着していたアレルゲンが、枕を介して目の周りにも付着したんだと推測しています。
それ以来、毎日髪を洗うようになりました。(当たり前?笑)
髪洗うとね...乾かすのが面倒なんだよ...。
あとは、今までは2週間くらい余裕で着てた大人のパジャマも、
2,3日に1回のペースで洗濯するようにしています。
(子ども達のは毎日してるよ!たまにおねしょもあるしw笑)
身に着けるものや寝具等の肌に触れるものは、清潔第一ですね。
布製品をできるだけ減らす
花粉にしても猫アレルゲンにしても、布に付着しやすいそうな。
そして外からの風や人の動き等で簡単に舞い上がり、それを吸い込む...。
布製品はアレルゲンの温床になりやすいんだそうです。
それは何となくイメージできるし、分かっちゃいるけれど...
猫さんはハンモックお気に入りだし、ふかふかのブランケットで寝るのも好きだし、
人間さんだってカーペットのないリビングは耐えられません。
そこで、取り去れる布製品と言えば...
カーテン!!
リビング限定ですが、カーテンを取り去りました。
でもこれは我が家だからできたような気がします。
リビング2階だから外から家の中を見られることもないし、
向き的に直射日光が当たるのも朝のうちだけなので日除けの面でも心配なし。
ただ冬は窓からの冷気除けにカーテン欠かせないので...今の季節限定になるかな。
カーテンを取り去れない場合は、こまめにお洗濯するか、
アレルゲンが付着しにくいブラインドタイプに取り換えるか...
またはアレルギー対策スプレーを導入するのも良さそうです。
アレルゲンを無力化してくれるそうな。
ペット用品メーカーが作ってるっていうのが安心ですね(^^)
猫さんにブラッシング&ふきとりを施す
猫アレルギーの原因は猫さんの毛やフケですが、
厳密にいうと猫の唾液中に含まれる物質がアレルゲンなんだそうです。
それが毛づくろいを通して猫さんの被毛に付着し、
結果として人間さんは猫の毛に反応してしまう...という訳です。
なので前もってブラッシングをして抜け落ちる毛を減らすのが有効だそう。
我が家もブラシを導入して、3日に1回くらい猫さんをナデナデしています。
タイミング的には朝の掃除機かけの前です。
ブラシは100円ショップで購入したシリコン製のものを使用中。
ブラシの隙間に入った毛が取り除きにくくて不便に感じた時期もありましたが
強めにコロコロを押し付けるとそこそこきれいに取り除けることを発見したので
それからは「良い買い物をした♪」と重宝しています。←単純
ここ最近、抜け毛がグンっと増えたのでブラシには毛がビッシリ!
もうすぐ夏だもんね、仕方ない。
これがジワジワ抜けると掃除が大変なので、ブラッシングで予め抜かせていただいてます。
あとは被毛に付着したアレルゲンを少しでも取り除けたら...と思い、
市販のシャンプータオルでふきふきもさせていただいています。
ユニ・チャームのからだふきシート。わんちゃん・ねこちゃん兼用です。
すごくしっとりしたシートなので、拭き取ると毛がしっかり濡れます。(笑)
アレルゲンが拭き取れてるかは目に見えないので微妙ではありますが...
でもブラッシングとペットタオルを使うようになってから
なんだかさわり心地が滑らかになった気がします。
毛づくろいで舐めてしまってもOKな成分らしいですが、
香料がちょっと気になるので、こちらも使い切ったら別のものに切り替え予定。
酵素の働きで汚れやフケ等を分解してくれるらしい
ネコアレ専科さんのドライシャンプーが気になっています。
ちょっとお高いのがなぁ...1本でどれくらい使えるのか。
からだふきシートを使い切る頃に、
私のアレルギー症状と相談しながら購入を検討したいと思っています。
フードをピュリナ プロプラン リブクリアに変える
猫アレルギーについて色々調べていた時に知った、画期的な商品。
なんとフードで猫アレルギー対策ができる時代になっていたとは!!!
前述したとおり、猫アレルギーの原因は、猫さんの毛単体ではなく
元をたどると猫の唾液に含まれるFel d1(フェルディーワン)という物質。
それが毛づくろいを通して毛に着いてしまうことがアレルギーの原因に。
じゃあフードで唾液中のFel d1を抑制しよう!
という発想から誕生したのが、こちらのリブクリアというフードだそうです。
とはいえ、猫の体のメカニズムに介入してFel d1を産出できなくする...というリスキーなシステムではなくて、
卵由来の成分によってFel d1を中和することによって減らす効果があるんだそうです。
メーカー試験によると、フードを与えてから3週目に被毛に付着しているFel d1が平均47%減少したそうです。
3週目頃...
そう、私のアレルギー症状が楽になってきたのも、ちょうどその頃なのです。
これはもしかすると...!?と考えています。
ただ、このフード高くてですね(笑)
当初はピュリナワンの通常フードと半々に混ぜて与えていました。
症状が軽くなってきて、「もしかしてフードのおかげ!?」って気づいてからは
リブクリアほぼ100%で食べてもらっています。(今後に更に期待!!)
リブクリアが高いと言っても、通常フードに+3,000円くらい。
確かに毎月+3,000円は大きいですが、
アレルギー関連のお薬をいただきに、内科(咳)、耳鼻科、眼科とかかり
トータルで5,000円は余裕で使ってますからね...
このフードでアレルギー対策ができて、病院代が不要になるなら安いもの。
(夫も猫アレルギーが怪しいし笑)
幸い猫さんも喜んで食べてくれてるので、
しばらくリブクリアを継続してみようと思っています。
詳細な研究データは下記メーカーサイトにて↓(日本語サイトなので、ご安心を)
フードに関しては愛猫がそもそも食べてくれない可能性があるのと、
また減少するのはFel d1のみで、もし他のFel d2〜Fel d8に反応が出てしまう方であれば効果がないというデメリットがあります。
また、猫ちゃんは年齢を重ねるごとに腎疾患にかかるリスクが上がってきます。
そうなるとフードも療養食に切り替えなければならなくなりますが、
今のところリブクリアに療養食に対応したものがないのが残念。
これからもピュリナさんにもっと研究を頑張ってもらって、
猫ちゃんも飼い主さんも健やかに暮らせる選択肢が増えると良いな、と期待しています!!
対策して、もっと猫さんとの暮らしを楽しもう!
里親になったことを後悔したことはありませんが、
でも猫さんとこれからも暮らしていけるか不安になった時期はありました。
このアレルギー症状がずっと続いたら...と考えると色々怖くて...。
でも大好きで家族に迎えた猫さん。
末永く健やかに暮らしてほしいし、そこに居てくれるだけで良いって思える存在です。
アレルギー症状は辛くて、ピーク時は毎日が憂鬱でしたが
対策が良かったのか、体が慣れてきたのか分かりませんが
少しずつ症状が軽減されてきて安心しています。
不快な症状なく、猫さんと触れ合えるのが本当に嬉しい。
今回は身の回りの対策についてご紹介しましたが、
いつかインナーケアでの対策についてもまとめたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m