先月の末頃に、我が家に猫ちゃんがやってきました!
生まれてから結婚して家を出るまで、ずーっと猫と暮らしてきた私にとって、めちゃくちゃ幸せな出来事。
(まぁ、何気に猫アレルギーなんですけどね(笑)その話はまた別で...)
何年も前から「飼いたい」と話していた長男にとっても、
可愛い生き物が大好きな次男&娘にとっても、保護猫ちゃんとの出会いはとっても幸せな出来事!
丸々したお目目で見つめてくれるお顔がもう可愛いのなんの...
毎日、ニヤニヤしながら猫さんの相手してます。
アレルギーで鼻水じゅるじゅるなんだけどね、私。(笑)←汚
そんなこんなで、保護猫さんの里親となった我が家。
里親になることを選択した理由や、保護猫さんを正式に迎え入れるまでの流れ等を
あくまで我が家の例ではありますが、ご参考になればとまとめておきたいと思います!
保護猫さんが家族になるまで
育児が落ち着いてきたので「新しい家族」を
前述した通り、私は生まれてから結婚して実家を出るまでずっと猫と一緒に暮らしてきました。(学生時代の下宿期間を除く)
猫がいるのが当たり前だったので、結婚後も飼いたいと思ったことは何度もありました。
ですが子どもが生まれてバタバタしているうちに月日は流れ...
長男に「猫飼いたい」って何度も言われてきたけれど
その度に「人間の世話で手一杯」と答えていました(笑)
猫は散歩の必要もないし、手間はさほどかからないと思っていますが、
私が心配だったのは、万が一猫ちゃんが病気になったときのこと。
子ども達の世話に手がかかる上に、猫ちゃんの特別なケアまで完璧にこなせるだろうか...
そう考えると踏み切れずにいたのです。
実際、実家の高齢猫ちゃんが4年程前に慢性腎臓病を発症し、以後1日4回の投薬が必要なのですが
発症した当初は、投薬間隔の管理や猫ちゃんの体調のことで母がすごく苦労していたので
(今では母も慣れ、猫さんも容体が安定して元気にしてます!)
「今の私には、母と同じことができるだろうか...」とずっと不安があったのです。
ですが次男もこの春小学生になってまた一つ手が離れ、
娘は3歳の誕生日を迎えてだいぶ人間になってきたし(笑)、
もうこれ以上きょうだいが増える予定もないので
猫ちゃんを家族として迎え入れても良いかな?と思うようになりました。
ペットショップではなく、里親を選んだ理由
猫種にこだわりは一切なく、とりあえず猫ちゃんなら良かったので
ペットショップで購入するという選択肢はありませんでした。
実際問題、高いしね...我が家には手が届かない。
テレビ等で保護猫問題を拝見していて関心もありましたし、
里親を求めている猫ちゃんが世の中にたくさんいるのならば
わざわざ高額なお金を払って「買う」必要はないだろう、と考えた結果です。
もちろん、ペットショップから猫ちゃんを迎え入れる選択を否定する訳ではありません!
特定の猫種を希望する場合はペットショップでしか出会えるチャンスありませんし...。
あくまで「猫なら良い」と考えていた適当派な私の意見です(^^;
ただ、私の中で「保護猫=警戒心が強い?」という印象もあったので
騒々しい我が家に慣れてくれる子と出会えるのだろうか...という不安もありました。
譲渡会で出会うか、ネットで探すか
家族で話し合った結果、「猫ちゃんを家族に迎える」と決定しましたが
次の問題は「どうやって猫ちゃんと出会うか」です。
保護猫ちゃんと出会いたかった私としては、
団体の方が主催する譲渡会に参加するか、専門サイトで探すか、でした。
まずは「ペットのおうち」という里親探しサイトにたどり着きましたが
近隣の市で里親募集をしている方がかなり少なく...。
また、保護団体の方が募集しているので安心ではあるのですが、
里親の条件が厳しく(後述します)、我が家には無理でした...。
どうしようかと調べていると、隣の市で近々、譲渡会が開催されることを知り。
「これは何かの縁だ!!」
と、勇気を振り絞って家族総出で参加してきたのです。
初めての譲渡会で出会う
ドキドキしながら譲渡会に参加した我が家。(笑)
市の公民館を借りて開催されていた譲渡会には、8匹の猫ちゃんが参加していました。
会場に入った後、簡単なアンケートに記入してから、
1匹1匹のケージを覗きこませてもらって、あいさつ。
ケージには
が記載された紹介カードが貼られてあり、それらを参考に見させていただきました。
猫ちゃん達は性格もさまざまで、
ケージのすみっこでこちらの様子をうかがっている子、
マイペースにおもちゃで遊んでいる子、
愛想よく来てくれたと思えばシャーッと怒っちゃう子...
そんな中、私達の姿を見るなり、大きく喉を鳴らしてケージにすりすりするキジシロちゃんを発見。
近寄ると、すごく嬉しそうに愛想をふりまいてくれたのです!
「保護猫ちゃん=警戒心が強い?」と思っていた私のイメージを見事に覆す人懐こさ(笑)
あまりの可愛さに、子ども達も夢中。
私も「こんなに初対面で喜んでくれる子がいるの!?」と衝撃でした。
すると長男から「お母さん、この子にしようよ。」と提案。
紹介カードを見ると、3歳くらいの女の子、とのこと。
できるだけ長く一緒に暮らしたい思いがあり、
「子猫じゃなくても良いけど、できれば若い子」と考えていたので
この子を迎え入れることに、その場で決めました。
保護者さんと連絡先交換、そしてトライアルへ
近くにいた保護者さんにお声かけをさせていただき、トライアルのための書面に記入。
書面には私の連絡先や、保護猫ちゃんを迎えるための条件についての意思確認の記入がありました。
いずれも記入した後に、保護者さんとLINE交換をしてその日は終了。
一旦、キジシロちゃんとバイバイして、帰路につきました。
それからはトライアルでキジシロちゃんを迎えるための準備として色々と購入し、
準備を終えてから保護者さんに連絡して、
キジシロちゃんを連れてきていただく日程の打ち合わせをしました。
1週間のトライアルの後に、正式に譲渡手続き
キジシロちゃんを連れてきていただく当日、
約束の時間まで子ども達はずっとソワソワしていました(笑)
私も久しぶりの猫ちゃんとの暮らしに、ワクワク・ドキドキ・そして心配も...。
慣れてくれるかなぁ...嫌がらないかなぁ...トイレ覚えてくれるかなぁ...
なんて色々考えてましたが、素晴らしきキジシロちゃん、全くの心配無用でした。(笑)
我が家にやって来た、約2時間後の様子。
くつろいでますね~(笑)
我が家に来てすぐにケージに入ってもらいましたが、
初めての場所なのにオドオドすることもなく、
ケージの外から相手になる子ども達に愛想振りまいてました!!
なんという素晴らしい子...神です。(笑)
トイレもすぐに慣れてくれたし、エサも問題なく食べ、
来てくれた当日の夜だけ少し夜鳴きしてましたが、翌日からは全くなくなり。
全く手がかからず、スムーズに慣れていってくれました。
トライアル開始から1週間後に、正式にキジシロちゃんを迎え入れる旨を保護者さんに連絡し、
後日、保護者さんに改めて来ていただいて譲渡契約書を交わし、
キジシロちゃんは正式に我が家の子となりました!
里親になる準備
里親になるには様々な条件がある
先ほど少しだけ書きましたが、里親になるにあたっていくつかの条件があります。
その条件は保護者さんによって様々で、
厳しい場合もあれば、比較的緩い場合もあり...色々。
でも、ほとんどの団体で提示されている条件としては
- 一人暮らしの方や高齢者の方は基本的にだめ
- 家族全員の同意が得られていること
- 日常の飼育はもちろん、必要な医療を受けさせられるだけの経済力があること
- 脱走防止の対策をきちんと講じること
といった感じです。
一人暮らしの方や高齢者の方は、万が一ご自身に何かあった場合に
ペットの世話を引き継いでくれる人がいて、かつその人の同意を得られるならばOK、というところもありました。
そして厳しいところだと
- 高齢者と同居している方はだめ
- 脱走防止策の観点から小学生未満の子どもがいる家庭はだめ
といったところもあり...我が家はアウトだったので断念しました(^^;
我が家がお世話になった保護者さんはそこまで厳しいことはおっしゃっていなかったので
3歳の娘がいても里親にならせてもらうことができました。
里親になるための条件は保護者さんによって様々なので、
お世話になる保護者さんのご意向をきちんと確認しておくことが大切ですね。
条件が多いと「厳しいなぁ...」なんて感じてしまうこともありますが
ですがそれは保護者さんが保護猫ちゃんの幸せを強く願っているからこそ。
(自宅まで保護猫ちゃんを届けて下さるのも、住環境を確認されたいからこそ、ですね)
尊い命を迎え入れるのだから里親としての覚悟も必要だし、
そう簡単に話を進められないのも当然のことです。
そこをきちんと理解して、家族として迎え入れる猫ちゃんが
安全に、幸せに、末永く暮らしていける環境づくりをしていってあげたいですね。
費用負担が発生するか保護者さんに確認しておく
保護猫ちゃんの里親になる場合、いくらかの費用負担が発生することもあります。
我が家がお世話になった保護団体では
避妊・去勢手術、猫エイズ・白血病検査にかかった費用の負担がありました。
金額はトライアルの段階から予め提示されていて、それ以上の金額は請求されません。
具体的な金額は団体・保護者さんによって様々だと思いますが、
私が見てきた限りでは、だいたい2万円くらいが相場のようです。
(避妊・去勢がまだの子猫に関してはもう少し安くなる場合も)
我が家のキジシロちゃんは避妊手術済みだったので、
正式に譲渡契約書を交わした際に、保護者の方に2万円お支払いしました。
ちなみに「ペットのおうち」というサイトでは
里親募集をしている方が個人か、保護団体の方かによって費用が変わってくるようです。
個人の方の場合は保護に要した費用の請求はできず(交通費は要相談)、
保護団体の方の場合は募集事項に記載した金額のみ請求できるそうです。
サイトを利用して保護猫ちゃんを探す場合は、
募集事項をしっかりと確認した上でお話を進めていきたいですね。
ちなみに、ペットのおうちサイトで募集事項を確認するには、有料会員登録が必要です。(2024年5月15日時点)
保護猫ちゃんを迎えるために購入したもの
保護猫ちゃんも、ペットショップ出身の猫ちゃんも、
迎えるにあたって色々と準備しなければならないものがたくさんあります!
あれこれ探すのも、なかなか楽しかったですね(笑)
どういったものを用意すれば良いかは、
ペットショップなら店員さんに気軽に相談できますし、
保護猫ちゃんなら保護者さんに相談しながら準備を進めていきます。
我が家の場合は、トライアル受け入れ前に
- 2段タイプのケージ
- トイレ
- エサと水を入れる器
- エサ
を用意するよう教えていただきました。
ケージはアイリスオーヤマ製のものを購入。(何となく信頼しているメーカー笑)
トイレは、保護者さんが使っていたものと同じものを用意しました。
(その方が慣れやすいかな、と思い...)
結果、システムトイレという素晴らしいものに出会いました。
実家では昔ながらの猫砂を使っているので、
「こんな画期的なものがあるのか!!!」
と感動しましたね(笑)
エサも保護者さんに確認しましたが、
「基本的に何でも食べてくれる子」とのことだったので、ピュリナワンを用意。
あとはケージに設置するハンモックも購入!
これはキジシロちゃんも気に入ってくれてるので買って良かった~♪
この、顔を隠して寝る姿が大好き(笑)
ツンッてつつくと「んにゃぁ!」って起きてくる様子も大好き。
その他にはブラシや、うんちが臭わない袋、爪切り、私の猫アレルギー対策などなど...
いやぁ、今月はいっぱい使いましたね、お金...(笑)
でも、キジシロちゃんのいる暮らしは、プライスレス...(古い?)
猫ちゃんにも「心地よく」幸せに暮らしてもらえるように...☆
こうして保護猫ちゃんの里親となった我が家ですが、
元々にぎやかだったのに、更ににぎやかになりました。(笑)
キジシロちゃんもまだ3歳になるかどうかの若い猫ちゃんなので遊びたい盛りで、
ケージから出てきている時は走り回ったり、子ども達に遊んでもらったり、
疲れたらケージに戻ってハンモックやベッドでくつろいだり...
ずっと前からいたかのように、マイペースに過ごしています。
キジシロちゃんには、基本的にはケージで過ごしてもらっています。
実家で飼ってる猫たちは家中を自由に行き来して暮らしているので
私もキジシロちゃんをそんな風にさせてあげたい気持ちはあるのですが、
まだ幼い3歳の娘がベランダへの窓を開けて、そこから脱走しちゃったら...と考えると怖くて。
(我が家は車通りの多い道路に面しているので、脱走は最悪の事態を意味します...)
なので基本はケージ、私が様子を見てあげられる時はリビングで一緒に過ごす、といった感じです。
私のアレルギーもあるので、過ごす部屋はリビングに限定しています。
「行動範囲が狭くなって、可哀そうかなぁ...」なんて気もしますが、
保護者さんと上記のことをお話していると
子猫の頃に保護してから3年近くずっとケージ生活に慣れているので、
おそらく本人はそんなに苦に思ってないかも?と言って下さり、ちょっと安心。
ケージの中の方がゆっくり眠れるしね...(苦笑)
でも、お外の楽しさも理解してきたようで、
近くを通ると甘えた声で催促してくる時もあるので
そんな時は窓や扉を閉めて脱走対策をした上で、出てきてもらってます。
のんびり気ままに好きな場所で過ごしてほしいと思う反面、
脱走は絶対にさせたくなくて窮屈な思いもさせてしまう...葛藤はありますが
しばらくは、今みたいな過ごし方で良いのかな、と思っています。
猫ちゃんがいる生活は、本当に幸せです。
見ているだけで癒される。
この聞き耳たててる後姿がたまらなく好き(笑)
トライアルで我が家に来た時から、猫ヘルペスで風邪症状があって目薬を続けてて、
なかなか良くならないから改めて動物病院を受診して飲み薬も始まり...
キジシロちゃんにとっても憂鬱な時間だろうなぁ。。。(苦笑)
なかなか症状が良くならず心配だけど、根気よく治療を続けたいと思います。
キジシロちゃんと娘は、ほぼ同い年。
一緒に年齢を重ねていくのかと思うと、すごく楽しみです。
騒々しい我が家だけど、少しでもキジシロちゃんが心地よく暮らせるように...
猫好きの猫アレ母ちゃんは頑張ろうと思います。(笑)
長々と失礼しましたm(__)m
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪